「U.S.A.」で再ブレイクしたDAPUMPを代表する名曲『if…』。
あなたは、『if…』が何の主題歌だったか覚えていますか?
また、『if…』に込められた想いなどご存知でしょうか。
個人的に『if…』の歌詞の意味を解釈してみましたので、ぜひご覧ください。
恋をするあなたに、きっと響く内容ですよ。
DAPUMP「if…」の歌詞の意味は?
大ヒットしたDAPUMPの名曲『if…』。
18年も前にリリースされたにも関わらず、全く古さを感じさせないラブバラードソングです。
今でも多くの人の心を掴んで放さないのは、切ないダンサブルなメロディーとクールなラップ、そして片想いのやるせない想いが込められた歌詞に秘密がありそうです。
それでは、歌詞の意味を独自に解釈していきたいと思います。
『if…』の歌詞はこちらをご覧ください。
DA PUMP「if…」の歌詞の意味【一番】
まずは、一番から。
「僕の高鳴る胸の鼓動は夕暮れに映える君の姿にシンクロする。
それを君に悟られないようにしているのは僕のささやかなプライド。
君の全てに心が激しく揺さぶられる。
僕のやるせないこの気持ち、知ってる?
闇夜を明るく照らし出す一筋の月の光。
その光を胸に望みを託して君との運命を考えているよ。
でも、その答えはわからない。
何かにいつもじゃまされる。
君との運命、その先がわからなくなるんだ。
もしも、君がひとりならば、迷うことなく君のもとへ全力で走り出すよ。
僕の運命の人があなたであったらいいのに…。
もしも、別の誰かと一緒に居るならば
この胸のときめきは魔法のように消えてしまうのかな。
そんなことを考えてしまうと胸が張り裂けそうだよ。」
一番はこのような解釈になりました。
さりげなく「シンクする」と「スウィングする」とリズミカルに韻を踏んでいますね。
この「シンク」は「sync」で、シンクロする、同期するという意味ととれます。
「スウィングする」は「swing」で、バットを振るなどの意味で使われますが、ここでは心が激しく揺れる、揺さぶられる、の意味と、とることができます。
闇夜に明るく照らし出す月夜の光一。
明るく照らされたかと思えば、雲に隠され、瞬く間に暗闇に閉ざされる一。
彼女との運命を、一瞬にして移り行く情景とを重ね合わせ想いを馳せている切ない気持ちが理解できます。
君の背後にいる別の誰かの存在が僕の心をかき乱すのでしょう。
片想いの切ない気持ちがひしひしと伝わってきます。
DA PUMP「if…」の歌詞の意味【二番】
「切ない想いはずっと消えることはないよ。
初めて君と出逢ったあの日は今とずっと繋がってるよ。
長い長い暗闇のなかで、君への想いを抱いて、もがき苦しむ僕に出逢った頃の君が僕に優しくウインクする。
君は僕のこんなやるせない気持ち、知ってる?
夢で逢えるならまだいいよ。
「もう君のことはいっそのこと、あきらめてしまおう」と自分に言って聞かす夜もあるんだ。
だけど、どうしても君への愛しい気持ちは変わることがないんだ。
だから、また君への想いで自分が苦しむのはわかっているんだけど、どこかでもしかしたら、明日は何かが変わるかも?と期待しているのも事実なんだ。
もしも、出逢ったのが君じゃなかったら、こんなに苦しむことはなかったのかな。
僕の運命の人があなたであったらいいのに…
もしも、あの時君と出逢ってなかったら、こんなに苦しむことはなかったのかな。
そんなこと考えたって意味のないことだよね。
だってもう、君のことをこんなに好きになってしまったのだから。」
以上が二番の解釈です。
四六時中、君のことで頭がいっぱいで不安で押し潰されそうな心境が読み取れます。
苦しさのあまり、君のことをあきらめようとするも、やはり君への想いはあつくなるばかり。
どうすることもできない片想いの切ない気持ちがひしひしと伝わってきます。
あまりの苦しさに出逢ってなかったら…と考えてしまうのですね。
タラレバで考えても仕方のないこと。
恋の炎は燃えさかるばかり、ということでしょうか。
DAPUMP「if…」の歌詞の意味【ラップ】
「僕と付き合ってもらえないかな。
皆と同じような愛なんて、もうとっくに無理な話なんだ。
君以外の誰かを愛そうとしたけど、そんなの無理なこと。
君へのこの想いは他の誰よりも重たいんだ。
ちょうどいい愛の重さなんて、そんなの考えられない。
この胸の高鳴りを君に静かに確かに伝えるよ。
君へのあつい想い、心に決めたあついメッセージを。」
ラップの部分ではこれまでの思い悩んでいる頃と違って、前を向いて1歩を踏み出そうとしている心情が読み取れます。
「君」が好きで好きでたまらない…うらやましいくらい想われていますね。
DAPUMP「if…」の歌詞の意味【ラストサビ】
「もしも、君じゃなかったらこんなにも愛せていなかっただろう。
僕の運命の人があなたであったらいいのに…。
もう夢ではなくて現実の世界に生きよう。
君に想いを伝えて、一緒になりたい。
もう僕には君にしか見えないんだから。」
遂に、愛する君へあつい想いを告白することを決めたのでしょうか。
これまでのフレーズと違って意を決した強い覚悟が強く感じ取れます。
夢ではなく現実を生きる、いつまでも妄想ばかりでなく実際に行動しなければならないと、前を向いたのですね。
DAPUMP「if…」の歌詞で伝えたいことは?
恋をすると「地球だって動かしてみせる!」ほどの、はかりしれないパワーが内から湧きあがるものです。
恋って本当に不思議ですね。
このDAPUMPの『if…』は、男性の切ない片想いの気持ち、あつい情熱を唄いあげたラブバラードソングですが、この歌は恋をする全ての人に向けた応援ソングでもあるのではないか、と感じます。
なぜならば、歌の中盤までは恋に悩み、もがき苦しむひとりの男性の心情が切々と歌われていますが、後半では、意を決して愛を伝える覚悟をしています。
恋をしている人、特に想いを伝えることができなくて悶々と悩んでいる人が、この『if…』を聴くと、歌詞に強く共感でき、勇気が湧き上がってくるかもしれません。
リリースから18年経てもなお、多くの人に支持される『if…』。
このDAPUMPの歌う『if…』に込められた歌詞に背中を押してもらい、自ら運命を切り開いていった人も少なからずいると思います。
歌詞のなかにある「僕」や「君」を自身に置き換えて、聴いてみるのも『if…』を楽しめる醍醐味のひとつではないでしょうか。
DAPUMP「if…」は何の主題歌だった?
DAPUMPにとっての代表曲のひとつでもあるバラードソング、『if…』。
テンポがゆるめのこの曲は、とてもキャッチーなリズムで受け入れやすく、カラオケでもこぞって歌われる大人気の曲となりましたが、実はCMのタイアップソングとしても起用されました。
現在は販売終了となっていますが、シャープのパソコンのブランド「Mebius」のCMタイアップソングでした。
くまごろうは「ドラマかなにかで、聴いたような気がするな~」とずっと気になっていたのですが、主題歌ではなかったのですね。
確かに「Mebius」というと永遠に終わることのない無限のかたち、「メビウスの輪」を連想させますが、「Mebius」のロゴマークでもこの「メビウスの輪」になっていて「無限(∞)」というの形を成しています。
「無限」とはつまり、「限りが無い」。
さらには「変化し続ける」ということと、「輪廻」するという意味が同時に含まれています。
それを表現したものが「メビウスの輪」です。
『if…』の歌詞に含まれる深い意味と、このパソコンのブランドコンセプトがうまく一致していたのでしょう。
CMでもよく耳にするようになり、DAPUMPの知名度は急上昇することとなりました。
ドラマや映画の主題歌ではなく、CMソングとして有名になっていたのですね。
どうりで、当時あまりドラマを見る時間がなかったくまごろうでも、耳にする機会が多かったはずです。
DAPUMP「if…」の発売日や売り上げは?
DAPUMPの名曲であり、代表曲のひとつでもある『if…』。
12枚目のシングルとなるこの曲は、2000年9月27日が発売日となりました。
当時のオリジナルメンバーはISSAを筆頭にSHINOBU、YUKINARI、KEN、KAZUYAの4人です。
神秘的な雰囲気、透き通ったISSAのハイトーンボイス、魅惑的な3人のダンスで当時は、瞬く間に大ヒットしました。
当時のMVを見てみると、ISSAの安定感のある美しい歌声に聞き入ってしまいます。
そして、KENのハスキーボイスのクールなラップが時折を挟み、ISSAの歌声とのコントラストが曲全体をより一層魅力的なものにしています。
そしてMVからも、神秘的な雰囲気に包まれているのがわかります。
それは背景が霧に包まれた森深い場所であるからだと思いますが、実はこの場所、富士の樹海とも呼ばれる青木ヶ原樹海です。
樹海というと、なかなか普通では足を踏み入れることができない場所ですが、それゆえの神々しさ、神秘性をこのMVから感じ取らずにはいられませんね。
この『if…』は、2009年9月27日の発売日からめきめきと売上げを伸ばし、結成後最大のヒット・シングルとなります。
売上枚数は、34万8500枚となりました。
そして、ベスト・アルバム『Da Best of Da Pump』でアルバム初収録となり、このアルバムはミリオンセラーを記録しました。
オリジナル・アルバムには4thアルバム『THE NEXT EXIT』にアルバムバージョンとして再録されています。
瞬く間にミュージックシーンのスターダムにのしあがり、人気スターの座を獲得しました。
その後、ISSAを除く3人が相次いで脱退し、現在は、DAICHI、KENZO、TOMO、KIMI、YORI、U-YEAHの7人で活動しています。
7人で活動している今でもこの名曲は、ライブやコンサートでははずせないバラードソングとなり、その切ない歌声とダンスでファンを魅了し続けています。
ダンスも発売当時のものとは異なっていますが、どちらもかっこいいです。
まとめ
今回は、DAPUMPの代表曲として有名な『if…』についてご紹介しました。
『if…』は2009年9月27日に発売されて以来、ファンの方にずっと愛されています。
ドラマや映画の主題歌ではなく、パソコンのCMソングとして幅広く知られました。
歌詞の意味を個人的に解釈してみましたが、恋をしている私にとってとても響く内容で、いつの間にか泣いてしまい、DAPUMPの『if…』に込められた内容の濃さを思い知った気がします。
前向きに恋を楽しみたい気持ちになりました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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DA PUMP「U.S.A.」再生回数の推移グラフ【11月】
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