2019年3月6日にリリースされたDAPUMP待望の新曲「桜」が今、最高にクール!と大変話題になっています。
前作の「U.S.A.」からは一転、日本の四季と古典的な和の表現の美しさを全面に押し出したナンバー。
歌詞のなかには、いくつかのパワーワードが秘めてあり、それらのパワーワードが歌詞の意味を解釈をするうえで、メンバーの想いを感じ取るのにとても役立つように思います。
今回はそんなDAPUMPの「桜」歌詞の意味を個人的に解釈してみました。
(また、以前DAPUMP「if…」の歌詞解釈もしていますので、気になる方はこちらもご一読ください。)
DAPUMP「桜」の歌詞解釈と意味【1番サビ前まで】
まずはじめに、DAPUMP「桜」の歌詞はこちらからチェックしておいてくださいね。
それでは早速、冒頭から見ていくことにしましょう。
嗚呼
どんなに努力しても日の目を見ることの出来なかった厳しくて、魂が凍てつくほどの長い時間だった
埋(うず)もれていた俺たちが世に出て世に認められる輝かしい天国なのか、はたまた埋(うず)もれたままのドン底の地獄なのか、
まっぷたつの未来が俺たちを待ち受けている
それでも俺たちは絶対に夢を諦めない、諦めきれない
諦めなければチャンスは絶対に巡ってくる
大事なのはそのチャンスを掴みとるタイミングだ
瞳を閉じて心静かに感じれば
そこにデッカいチャンスの波が押し寄せてくる気配がした
日本人として尊く仰ぎ見る富士の山よ
そして得も言われぬ儚き自然の美しさよ
永遠不変のものなどこの世に存在しない
人の儚さもまた同じ
だからこそ、美しいんだ
DAPUMP「桜」の歌詞解釈と意味【1番サビ】
桜の花びらが舞い乱れ、散りながらもなお咲き誇っている
花びらが宙を舞い、散っている
生涯かけて俺たちは伝説に残る存在になる
強く激しく勢いよく
生き抜いてみせる
貫いてみせる
かつて掴みとった光輝く栄光の時代
そんな輝かしい時代をまた一緒に駆け抜けたい愛すべき人がいる、仲間がいる
桜の花びらが舞い乱れ、散りながら咲いている
今、この瞬間を生き抜く自分
桜舞い散るなか伝説になる
桜咲き乱れて伝説になる
DAPUMP「桜」の歌詞解釈と意味【2番サビ前まで】
嗚呼
なんという不思議
巡り合わせのご縁という宝は
点と点が繋がり線となる
自棄(やけ)をちゃんと叱ってくれた人、待っていてくれた人に感謝しよう
俺たちの夢を叶えるのは
他でもない俺たちの今、この立ち位置だったんだ
日本男児としての魂の叫び
厳しくて魂が凍てつくほどの長い時間
時雨れる冬の夜に灯(とも)ったほのかな灯(あか)り
決意をもって今ここに覚悟する
それこそが俺たちの運命(さだめ)
DAPUMP「桜」の歌詞解釈と意味【2番サビ】
桜の花びらが舞い乱れ、散りながらもなお咲き誇っている
その瞬間々が目を見張るほど極めてきらびやか、そして華やかで美しい
生涯かけて俺たちは伝説に残る存在になる
抜け出すことのできない、どうしようもない状態であろうと
ドン底の底辺に堕ちようと
そこは俺たちの人生の舞台なのさ
この世のもの全てが生かされている
桜の花びらが舞い乱れ、散りながらもなお咲き誇っている
何度だって人生はやり直せる
DAPUMP「桜」の歌詞解釈と意味【Cメロ】
舞い乱れ散りながらもなお咲き誇っている桜の花びらは夜、焔(ほのお)のように見える
いつだって、この世で伝説に残る存在になり得るんだ
三味の音(ね)響く琉球への想いを胸に
DAPUMP「桜」の歌詞解釈と意味【ラストサビ】
桜の花びらが舞い乱れ、散りながらもなお咲き誇っている
花びらが宙を舞い、散っている
生涯かけて俺たちは伝説に残る存在になる
強く激しく勢いよく
生き抜いてみせる
貫いてみせる
かつて掴みとった光輝く栄光の時代
そんな輝かしい時代をまた一緒に駆け抜けたい愛すべき人がいる、仲間がいる
桜の花びらが舞い乱れ、散りながら咲いている
今、この瞬間を生き抜く自分
桜舞い散るなか伝説になる
桜咲き乱れて伝説になる
DAPUMP「桜」の歌詞解釈
アメリカンな「U.S.A.」とは打って変わって、今回の歌詞は切なくも美しい和の世界観を織り成しています。
サビに登場する繚乱桜とは百花繚乱の意味を重ねてあり、桜がきらびやかに舞い散りながら咲き誇る様子を連想させます。
この「桜」の歌詞のなかに出てくる「繚乱桜」はタイトルにも「桜」とあるように、まさしくパワーワードの1つといえるでしょう。
他にも「雪月花」、「水面」、「無常」、「刹那」といった数々の古典的な和の表現が特徴的です。
心の機微を映し出す言葉が随所に散りばめられ、美しい和の世界観を形成しています。
そんななか、サビにたびたび登場する「ファビュラス」というパワーワードに注目してみます。
ネット上では、叶姉妹を連想してしまう、という声もチラホラ上がっていますが、「fabulous(ファビュラス)」の本来の意味は「信じがたいほど素晴らしい、伝説上の、伝説に残るほど素晴らしい」となっています。
「fabulous(ファビュラス)」の本来の意味を踏まえてDAPUMPの結成時からを時系列で振り返ってみると、すんなりと解釈できるのでは、と思います。
DAPUMPは1997年に結成してから大ヒットし、歌もダンスもその高いパフォーマンスが評価され「NHK紅白歌合戦」にも連続出場するほどまでになりました。
そんな日の目を見ることができた輝かしい時代があったのだけど、その後、相次ぐメンバーの脱退やグループ活動一時休止など、長い々トンネルを歩み苦しんでいくこととなった不遇な時代が続きました。
暗くて長かった時代を経て今なお、再び返り咲く!新しいメンバーと共に伝説に残すほどの素晴らしい存在になってやる!という覚悟や決意をこの「桜」に込めているのだとくまごろうは解釈しました。
そして、歌詞のなかにある「かつて見た あの景色 見せたい人がいるのさ」というフレーズでは、DAPUMPの全メンバー、そして、これまで応援してくれているファンの皆と共に輝かしい時代を駆け抜けたい、という願いが見てとれます。
「あの景色」とはアーティストならば絶対的な憧れである「武道館」を意味するのでは?との解釈もありましたが、確かにそうともとれます。
また、あなた自身の人生にも当てはめて考えることのできる曲になっているんですよ。
まとめ
爆発的な大ヒット「U.S.A.」に続く新曲「桜」。
DAPUMPの全メンバーにとっては、いい意味でもプレッシャーになっていることに違いありません。
そんなプレッシャーを跳ねのけるかのような、ISSAの伸びやかで透き通るようなハイトーンボイス、和の言葉の響にマッチした叙情的なメロディー、そして見る者を圧倒するキレッキレのダンスはファンでなくても惹き付けられる1曲となっています。
どん底を見たからこそ、圧倒的な底力を見せつけてくれるであろうDAPUMPの今後の活躍に目が離せません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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