「ある町の高い煙突」映画監督を務める松村克弥の想い!

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映画「ある町の高い煙突」の監督を務める、松村克弥さん。

あなたは、松村監督が茨城県を舞台にした作品を撮り続ける理由をご存知ですか。

松村監督が、「茨城県を舞台にした映画を撮ろう」と思ったきっかけをご紹介します。

映画を通して伝えたい、松村監督の環境に対する想いも合わせてお伝えしますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

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松村監督が茨城を舞台にした映画を撮り続ける理由とは?

ある町の高い煙突 映画 松村克弥監督松村監督は、これまでにも茨城県を舞台にした映画を沢山撮影されています。

東京生まれの松村監督が、茨城県を舞台にした作品が多い理由は、松村監督のお母さんが茨城県の出身で、松村監督にとって第2の故郷だったためです。

 

また、プロデューサーの城之ノ景子さんが茨城県にお住いであることも、深く関係しています。

城ノ内さんは「ある町の高い煙突」の他にも、茨城県を舞台にした作品の制作に携わってきました。

 

松村監督が茨城県を舞台にした映画の最初の作品は「天心」です。

岡倉天心の人生50年を描いた映画「天心」では、東京の美術学校を追われた天心が、現在の茨城県北茨城市五浦に六角堂を建て、日本画の確立を目指す様子が描かれています。

天心が北茨城市の五浦を選んだのは、飛田周山という画家が北茨城市の出身だったためです。

 

「天心」は岡倉天心の没後50年、生誕100年にあたる2013年に公開されました。

2011年に起きた東日本大震災の影響で六角堂が被災しましたが、松村監督は復興の思いを込めて撮影に取り組み、茨城県では先行上映しています。

 

撮影の途中に、舞台となる六角堂が被災してしまったということですが、松村監督自身も「このまま撮影を続けられるのか」という不安があったはずです。

それでも諦めずに、2013年の公開まで撮影を続けたことは、とても素晴らしいことだと思います。

 

北茨城市は、福島第一原発からさほど離れていませんので、放射能の心配もあったでしょう。

危険と隣り合わせで撮影が行われたことは間違いないですね。

松村監督の「天心」にかける想いを知ることができました。

 

2015年公開の映画、「サクラ花ー桜花最期の特攻」は、茨城県神栖市、鹿嶋市にある神之池海航空基地が舞台です。

この映画は、事実に基づいて、当時の無残な現実を描いています。

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環境問題がテーマ!「ある町の高い煙突」を撮ろうと思ったきっかけ

ある町の高い煙突 映画 松村克弥監督この映画は、新田次郎さんの小説を映画化したものです。

新田さんの小説は、数多く映画化されていますが、「ある町の高い煙突」は、まだ映画化されていませんでした。

茨城を舞台にしている作品を撮り続けている松村監督は、そこに目をつけ、この作品を映画化しようと考えたのです。

 

「ある町の高い煙突」は、今から100年ほど前の日本を描いています。

100年経った現在でも中国やアジア、発展途上国での環境問題は課題が残されています。

 

そのため、「環境をテーマにしてある町の高い煙突」を撮影しようと考えました。

松村監督は、わずか100年前には日本も、現在の中国やアジア発展途上国のように、環境問題を抱えていたことを伝えたいといいます。

 

また「サクラ花ー桜花最期の特攻」の上映会を、茨城県日立市で行ったことも関係していました。

集まった多くのお客さんの前で、松村監督が「日立の煙突のことを映画にしたい」と言ったところ、「ぜひお願いします」といった声が多かったことが映画を撮るきっかけとなったようです。

 

新田さんの小説で描かれている人間ドラマも、もちろん盛り込まれています。

環境問題と、そこで生きる人間について描かれた映画「ある町の高い煙突」にとても興味が湧きました。

 

目をそらすことができない環境問題、そこに立ち向かう人間たちの物語は、100年前の茨城県が舞台ですが、現在でも中国をはじめとする国々のPM2.5や、温暖化による環境の変化など、決して人事ではないと思います。

映画から、環境問題の深刻さを改めて知る必要がありそうです。

映画は、この先もずっと残っていくわけですから私たちだけでなく、後世を生きる人達にも伝わっていくことを願います。

 

まとめ

今回は、映画「ある町の高い煙突」のメガホンを取った松村克弥監督が、茨城を舞台にした映画を複数製作している理由についてまとめました。

松村監督のお母様や、ディレクターの城ノ内景子さんが茨城県にゆかりがあること、また松村監督自身も茨城県を第2の故郷だと思っているからです。

 

今回の「ある町の高い煙突」では、新田次郎さんの小説を壊さぬように、映画化しています。

100年前の茨城県を舞台にしている作品で、茨城県民からも撮影してほしいという要望が多かったようです。

現在も課題となっている環境問題について、改めて考えさせる構成となっています。

 

2019年春公開予定ですが、映画を通して私達の次の世代、その次の世代へと公害や環境問題を伝えて欲しいですね。

茨城県の色々な歴史を映画で表現していく、松村監督の想いを知ることができました。

あなたもぜひ映画を見に行ってみてくださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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