「うわー、家の中にムカデがいる!!!」
なんてことありますよね。
どうやって駆除すればいいか分からないし、慌ててしまって、頭が真っ白ってこともあると思います。
しかし、この記事を読んでおけば、実際に室内でムカデが出没した時に、駆除することができます。
この方法は、くまごろうの家で行っている薬剤を使わない対処法なので、参考にしてみてください。
毎年、この方法でムカデに完全勝利していますよ。
さらに、万が一刺されてしまった時の対処法についてもご説明しますので、覚えておきましょう。
ムカデを室内で薬剤を使わずに駆除する方法
早速、薬剤を使わずに室内でムカデを駆除する方法をご紹介します。
もちろん、殺虫剤などの薬剤が手元にある場合はそちらを使っていただいて構いませんが、一度動き始めたムカデはとても速いです。
殺虫剤があってもムカデに向かって、ピンポイントに噴射できるとは限りません。
また、スリッパや新聞紙などで叩くという方法で、ムカデを駆除している方もいらっしゃるようですが、ムカデの急所である頭を狙い撃ちできる確率や、女性の場合は力がそこまでないということを考えると、リスクの方が高いので、あまりおすすめしません。
それでは、くまごろう家で行っている、薬剤を使わずに室内でムカデを駆除する方法をご紹介します。
お湯を沸かす
まずは、やかんや電気ポットなどで、お湯を沸かしましょう。
ムカデは危害を加えなければ、そんなに動き回ることはありません。
(あくまでもくまごろうの経験上ですが…)
お湯は、多めに沸かすことをおすすめします。
熱湯になるまで沸かしましょう。
掃除機を準備
お湯を沸かしている間に、掃除機を持ってきます。
ムカデの出没した部屋に、運よく掃除機があるとは限りません。
まず部屋を出る前に、ムカデが動いていないかを確認し、ダッシュして掃除機を持ち、再び部屋に戻ります。
慌てすぎて転んだりすると、時間をロスしてしまいますので、ムカデを駆除するゲームだと思い込みましょう。
すみません、絶対そんな余裕はありません。泣
それくらいの「ドンと構えた気持ちで、ムカデに立ち向かおう」という意味です。
これらの作業は2人か3人いると、とても安心して行うことができます。
ムカデがどこかに移動してしまっても、見張っている人が気づくからです。
しかし、いつも誰かいるというわけではないと思いますので、1人で行う時は慎重に準備しましょう。
掃除機で吸い込む
準備が出来たら、いよいよ掃除機で吸い込みます。
掃除機を使う方法は、あまり一般的ではないようですが、くまごろう家では必ず使います。
そのまま熱湯をかけるという方もいますが、熱湯をムカデにピンポイントでかけることは難しいでしょうし、少しだけ熱湯がムカデにかかった場合ムカデの神経を逆撫でし、怒らせることになります。
さらに床はびしょびしょになって、跳ね返った熱湯でやけどする可能性を考えると、おすすめできません。
ムカデにはたくさん足が付いているので、逃げ足はとても速いですし、こちらに向かってくるということも考えられます。
刺されてしまったら元も子もありませんので、まずは、熱湯をかけずに掃除機で吸い込みましょう。
掃除機は、ヘッドの部分を外しておきます。
ハンディータイプのものでも、ローラーの部分は外しておいてください。
あとはムカデを吸い取れば良いのですが、この時にひとつ注意していただきたいことがあります。
掃除機をムカデに近づけてから吸い込み始めると、ムカデが気づいて動き出します。
掃除機が動き始めるまでに、逃げてしまう可能性があり危険です。
そのため、まずはスイッチを入れて、掃除機が動き始めたことを確認し、ムカデを一気に吸い込みます。
逆流してくることはほとんどないと思いますが、念のため、吸い込んだ後もしばらく掃除機を動かし続けます。
熱湯をかける
ムカデを無事に吸い込むことができたら、厚手の軍手などをして、慎重に紙パックを取り外します。
そこへ一気に、熱湯をかけましょう。
もたもたしていると、ムカデが紙パックから出てきて厄介なことになります。
紙パックと顔や体は極力離して熱湯をかけ、30秒ほど待ってみましょう。
この間にムカデが出てこなければ、もう息の根が止まっています。
割り箸や、バーベキュー用のトングなどで、念のため紙パックの中に
- ムカデがいること
- 動かなくなっていること
のふたつを確認してください。
くまごろう家は、この方法で毎年10匹くらいのムカデを駆除しています。
細くて生まれたばかりだと思われるムカデから、太くて20cmほどある大きなムカデまで様々です。
この方法なら、室内で薬剤を使わずにムカデを駆除することができるので、小さな子供さんがいらっしゃるお家でも安全ですよ。
くまごろう家は築年数が40年近いので、隙間もたくさんあり、ムカデが出る確率も高いのだと思います。
1人の時は心細いですが、家族がいれば協力してムカデを駆除することができますよ。
また何度も駆除しているうちに、だんだんコツが分かってくるので…
こんなに出没するのは、くまごろう家くらいかもしれませんが。笑
サイクロン掃除機の場合は?
ここまで読んだあなたは、「うちの掃除機は紙パック式じゃなくて、サイクロン式なんだけど・・・」と思われたでしょう。
そうなんです、この方法は、紙パック式の掃除機で行うには有効だと思います。
しかし、サイクロン式の掃除機でもムカデを駆除することは可能です。
同じようにムカデを吸い取って、しばらく掃除機を稼働させておきます。
ムカデにダメージを与えて、少しでも弱らせておくことが必要です。
これからムカデをどこかに出して、熱湯をかけなければなりません。
掃除機にそのまま熱湯をかけるのは、掃除機が壊れてしまう恐れがあるので、やめてください。
高さがあって、登ってくるまでに時間のかかるところへムカデを放ちます。
できればシンクやお風呂、底の深いゴミ箱などの入れ物があれば、そこにムカデを捨てましょう。
熱湯をかけて、ムカデを駆除します。
紙パック式の掃除機より、少し難易度が高いのですが、掃除機で吸い取る前に、狙いが定まらず熱湯をかけ続け、室内をびしょ濡れにしてしまうと、その後の処理が面倒くさいです。
ムカデを追いかけていて、滑って転ぶことも考えられますので、こちらの方が安全に駆除できます。
ムカデが逃げてしまった時はどうしたらいいの?
この方法のいずれかの過程で、ムカデが逃げてしまう可能性も考えられます。
ムカデがいるかもしれない部屋にいるのは、ちょっと怖いですよね。
その部屋にはなるべく入らないようにしつつ、罠を仕掛けておくのがおすすめです。
床にビニール袋を敷き、その上に濡れた雑巾や濡らした雑巾や服などを2~3枚、ふんわり置いておきます。
ムカデは水が大好きなので、罠を仕掛けておけば早ければ、翌朝には引っかかっているはずです。
罠に引っ掛かったムカデを駆除するときは、濡れた雑巾などに、直接熱湯をかけます。
この方法でもムカデを駆除することができますので、試してみてください。
※科学的根拠はございませんので、今までご説明してきた方法を実践するかどうかは、あなた次第です。
また、駆除できないという可能性もございますので、その点はご注意ください。
ムカデの基礎知識
ムカデは肉食で、体は平たく黒光りしているのが特徴です。
頭部には赤みがかったような触覚があります。
このような生き物を見かけたら、それはムカデです。
ムカデは基本的に、私たち人間が危害を加えなければ、こちらに向かって襲ってくるということはありません。
ムカデは乾燥に弱く、湿気を大変好みます。
6月は梅雨時期で、室内も湿気だらけなので、出没する確率も高まります。
湿気がある所といえばお風呂場ですが、中でもお風呂の排水口が一番危険です。
昨年の5月、実際にくまごろうもお風呂で10cmほどのムカデを見つけました。
お風呂場なんて無防備だし「何でここにいるの~涙」と思うと同時に、「刺されないようにしなければ」と、ムカデに立ち向かうことにしましたが・・・。
また、湿気がある靴の中などにいる恐れもありますので、靴を履く時は注意しましょう。
ムカデの活動時期
ムカデが出やすいのは、毎年5月から6月の産卵期と言われています。
夏に向けて暑くなってくると、活動は一旦弱まりますが、9月から10月には、産卵期に生まれたムカデが成長して活動し始めるのです。
冬になるとムカデはいなくなります。
ムカデも冬眠するんですよね。
しかし、気温が15度以上になるとムカデは活動を始めます。
ということで、ムカデの活動が特に活発なのは、5月から6月の産卵期です。
もちろん他の時期も注意が必要ですが、特にこの時期をに気をつけましょう。
あなたは、暑い夏か寒い冬以外は、ムカデがいつ出るのかという恐怖にさらされているのです。
とは言っても、最近は春や秋が短くなってきているし、隙間がない家に住んでいる方が多いので、昔よりはまだムカデに遭遇する確率は低いような気がしますが・・・
だからといって気を緩めてはいけませんからね。
ムカデの侵入を防ぐには
そもそもムカデの侵入を防いでしまえば、室内で遭遇することもありませんよね。
ムカデの恐怖から逃れて、穏やかな生活を手に入れることができるわけです。
ムカデは肉食なので、コオロギやゴキブリなどを食べます。
ゴキブリが室内に出没する確率が高い場合は、ムカデが出没する可能性も高いということです。
まずはゴキブリを駆除されることをおすすめします。
ゴキブリホイホイや薬剤を、室内に設置するなどして、ゴキブリ対策をしましょう。
その他には、台所の床に落ちている食べ物も餌になります。
台所に落ちた食べ物はなるべく、片付けておきましょう。
(もちろんあなたは、床に落ちた食べ物を放っておくなんてことは無いと思うので、こちらに関しては問題ないかと思います…)
また、台所の排水口にも出やすいと言われているので、生ごみなどは溜めずにこまめに処理しておきましょう。
排水口が汚れていると、ムカデがやってくる可能性が高いです。
またムカデは、ほんの少しの隙間でも侵入することができます。
気温15度以上で、ムカデの活動が活発になる前に、窓やドアに隙間がないかどうか確認しておきましょう。
特にサッシなどは、古くなってくるとパッキンにズレなどが生じ、ピッタリ閉まらなくなっていることもあります。
十分に点検して、不具合がある場合は対策しておきましょう。
「そんなこと言っても、ここはマンションの3階だから大丈夫」
と思ったあなたは間違っています。
ムカデは、たくさんの足を使ってマンションの3階にも侵入することがあるので、気を付けましょう。
ムカデに刺されてしまった場合の処置方法
万が一、ムカデに刺されてしまう、ということも考えられます。
これまで、「ムカデに刺される」という表現をしてきましたが、ムカデは蜂のように針を持っているわけではありません。
「ムカデに刺された」という使い方をする方が多いので、あえてこちらで統一してきましたが、鋭い顎で噛んでいるので、「ムカデに噛まれた」という言い方が正解です。
ムカデに噛まれた場合は、以下の方法で処置してください。
まず確認すること
まずは、次のような症状がでているかどうかを確認してください。
- 吐き気
- めまい
- 発熱
このような症状が出ている場合は、蜂に刺された時や、アレルギーを持っている食材を食べた時と同じ反応が出ているのかもしれません。
そうです、命に関わるアナフィラキシーショックです。
その場合は、直ちに病院に連絡したり、119番通報して救急車を手配してもらいましょう。
43℃以上のお湯で20分洗い流す
アナフィラキシーショックを起こしていない場合は、応急処置をしましょう。
応急処置の方法は簡単で、43℃以上のお湯で20分洗い流すだけです。
応急処置をしていて、痛みやアナフィラキシーショックのような症状が起これば、すぐに病院や119番に連絡します。
特に、子供さんやご高齢の方は、免疫力が弱いので、特に注意して経過を見守ってください。
また、43℃以上のお湯が熱いと感じ、やけどをしそうな場合は42℃ぐらいにしてもいいでしょう。
しかし、なるべく温度が高い方が、早く痛みがなくなります。
ムカデの毒は熱に弱い、という特徴があるので、お湯で洗い流すのが一番効果のある応急処置です。
蜂のような針で刺されたのではなく、噛まれているので、毒は表面にとどまっているパターンが多いことから、ムカデに噛まれた時は、お湯で洗い流しましょう。
ちなみに、洗い流すということは、シャワーや水道などを使うということです。
洗面器やボール、バケツなどにお湯をためて、そこに患部を浸す、ということはやめてください。
これでは一定の温度を保つことができず、どんどん冷めてしまうので、意味がありません。
病院を受診する
お湯で洗い流すのは、あくまでも応急処置ですので、洗い流した後は病院を受診しましょう。
ムカデに噛まれたときは、皮膚科を受診します。
皮膚科で適切な治療が行われます。
また、不安な気持ちも、治療のおかげでやわらぐでしょう。
まとめ
室内にムカデが出没した時に、薬剤を使わない駆除方法についてご紹介しました。
ご紹介した方法を使えば、ほかの方法より安全にムカデを駆除できるかと思います。
ムカデは、毎年5月から6月の産卵期に活動が活発になるので、特に気をつけましょう。
お風呂場や、靴の中にいる可能性が高いです。
また、万が一逃げられてしまった場合でも、罠を仕掛けておけば、ムカデをおびき寄せることが可能です。
もし噛まれてしまった場合は、適切な判断と応急処置をすることで、大事にを至らずに済みます。
正しい知識を身につけ、ムカデに立ち向かいましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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