2019年6月公開予定の、映画「ある町の高い煙突」でメガホンを取った、松村克弥監督についてご紹介します。
松村監督の家族構成も合わせてお伝えしますが、妹さんがとてもすごい方だったのです。
また、松村監督ご自身のプロフィールや、これまでに手がけてきた作品についてもまとめました。
松村克弥監督プロフィール
まずは、松村克弥監督のプロフィールから見ていきましょう。
*氏 名 松村克弥 (まつむら かつや)
*生年月日 1963年3月19日(55歳)
* 出 身 地 東京都港区西麻布
*出身高校 明治学院高等学校
*出身大学 成城大学文芸学部国文学科
松村監督の身長は公開されていません。
こちらの井手麻渡さんと写っている写真を見ると、175㎝の井手さんよりも少し高いので180㎝前後だと思われます。
本日7日の撮影も残りわずかになった頃。
ロケ現場に、小川春樹日立市長が駆けつけてくださいました。
関根三郎役の井手麻渡さん、松村監督とパシャリ。
小川市長お忙しい中ありがとうございました。#茨城県 #ある町の高い煙突 #日立市 pic.twitter.com/QNV6f5Ci57— 【公式】 映画「ある町の高い煙突」 (@takaientotsu) May 7, 2018
松村監督は大学時代、映画研究部に所属しており、自主映画に携わっていました。
卒論では、奥の細道について研究していたようで、松村監督のファンの間では、「怖い作品しか撮らない男ではなく、学生時代は奥の細道を研究していた男」だと言われているようですね。
奥の細道は、松尾芭蕉が弟子の曽根と150日間、江戸から東北、北陸を旅した時の紀行文です。
松尾芭蕉は、旅をしながら俳句を詠みました。
この中には有名な俳句が沢山あり、今でも語り継がれていますね。
この作品について研究していた松村監督は、「未来の自分がサスペンスなどの怖い映画を撮ることになる」と思っていなかったかもしれません。
卒業後は、毎日映画社に入社しています。
毎日映画社では、テレビドキュメンタリーや短編記録映画などを、100作品ほど構成演出しました。
1988年に第43回毎日映画コンクールニュース映画賞を受賞しています。
この時の作品は、毎日ニュース1472号『今なお苦悩は続く—土呂久公害70年』でした。
土呂久公害とは、土呂久砒素公害 (とろくひそうこうがい) を指しています。
1920年から30年もの間、宮崎県高千穂町岩戸の土呂久地区で、亜ヒ酸を生成するために起こる、鉱石を窯で焼く際の、煙害や水質汚染などを公害に指定しました。
慢性ヒ素中毒症という健康被害が報告されており、呼吸器の疾患の原因となります。
認定患者約190人のうち、生存者は約50人ほどだったそうです。
私は松村監督について調べて、初めて公害のことを知りました。
公害はとても恐ろしいもので、2018年3月の時点では患者数が205人に増え、生存者は49人になっていました。
公害から年月が経っても、49人の方が苦しんでいるのですね。
松村監督は、この公害についてどのような映画を作ったのでしょうか。
くまごろうも、東日本大震災の福島第一原発事故で、その恐ろしさを目の当たりにした経験があります。
公害が身近に起こることで、住民にどのような影響があったのか、作品を見てみたいと思いました。
松村監督の映画まとめ
松村監督は、1991年にフリーランスに転身したのをきっかけに映画監督を始めました。
オールナイトロング
松村監督がフリーランスに転身した、約1年後の初監督作品です。
こちらの作品で、第14回横浜映画祭で新人監督賞を受賞しています。
監督だけでなく、脚本も手がけています。
オールナイトロングは、平凡な3人の少年がある事件の現場に居合わせたことがきっかけで、狂気の道を突き進んでいく物語です。
初監督の作品ながら、周囲に衝撃を与えたと言われています。
オールナイトロングのDVDはAmazonから購入できます。
き・れ・い?
「き・れ・い?」は、直木賞作家の唯川恵さんが執筆した、短編小説を映画化した作品です。
美しい整形外科医と、整形にこだわる患者が、女性の美への探究を執拗に行う様子を描いています。
女性の美の追求によって狂ってしまう、というサスペンス物語です。
美の追求というのは、女性の永遠のテーマではないかと思います。
例えば、メイクや髪型はもちろんですが、最近では脱毛、整形などが少し身近になってきました。
「少しだけ…」と思って始めた施術でも、「もっと、もっと」という気持ちになってのは、くまごろうも分かる気がします。
き・れ・い?のDVDもAmazonにありました。
ぜひチェックしてみてください。
ダーク・ラブ Rape
この作品は、就職のために上京した22歳の女性が主人公です。
部屋探しのために訪れた不動産屋さんの男性が、自分の欲望のために女性の部屋に侵入するなど、女性に対する男性の身勝手な振る舞いをテーマにしています。
女性であれば誰もがゾッとするサスペンスですね。
自分の身にいつ起こるかわからない恐怖があります。
彼女の胸の内や不安、恐怖、葛藤も、この作品のこの映画の見所ではないでしょうか。
天心
【告知】明日の茨城町民の日の記念式典に、オイラも参加するぬま~!今年は茨城町が誕生して60年のお祝いぬ~ん(*>ω<*)映画「天心」の記念上映会も行われるぬまよ♪詳しくはコチラ!→http://t.co/49Xfz8PmIa pic.twitter.com/Pqu0ctswtP
— ひぬ丸くん【公式】 (@Ibaraki_Town) 2015年2月10日
明治初期に、岡倉天心が日本の美を救おうと奮闘する物語です。
岡倉天心は、弟子の育成に力を注ぎ、優秀な弟子を育てました。
日本の美を守ろうとした天心や弟子たちは、西洋の美学と対立してしまいます。
逃げるように、茨城県の五浦にやってきた天心たち。
六角堂を作り、新たな日本の美を確立するまでの壮絶な制作活動が見所です。
こちらの作品には、竹中直人さん、中村獅童さん、木下ほうかさんがキャスティングされていました。
また、茨城県が舞台となっていますが、六角堂は茨城県の北茨城市に現在も残っています。
私も見たことがありますが、当時の天心や弟子たちの気持ちを考ると、誇りに思いました。
Amazonで天心のDVDを発見。
本当に優秀ですね~くまごろうも買っちゃおうかな。
サクラ花‐桜花最期の特攻‐
〜伊豆映画祭公募部門作品紹介〜
『サクラ花〜桜花最期の特攻〜』87min
松村克弥監督
【出演】大和田健介 緒形直人
【紹介】特攻兵器「桜花」を載せた飛行機。極限状態の人間模様が展開する。・8/11 14:35〜上映
公募部門8/8〜8/12
伊豆映画祭8/1〜8/31 pic.twitter.com/YXzIh3JOzc— 伊豆映画祭 in 土肥劇場(公式) (@izueigasai) 2017年7月24日
太平洋戦争末期の特攻機に搭載された「桜花」と共に、8人の乗員のやりとりを描いた映画になっています。
出発したら絶対に帰ってこられないのが宿命です。
乗員8名は、どんな気持ちで乗っていたのでしょうか。
「日本の役に立ちたい」という気持ちなのか、「本当は生きて帰りたい」という気持ちなのか、もう諦めているのか・・・。
いずれにしろ、機内がピリピリしたムードだったことは間違いないでしょう。
涙無しには見られない作品になっていると思います。
松村監督の家族構成!妹さんの正体!
松村監督は、東京生まれですがお母さんが茨城県出身だそうで、松村監督にとって茨城県は第2の故郷だといいます。
茨城県民としては、映画監督がそう思ってくださっていることがとても嬉しいです。
茨城県を舞台にした作品が多いのは、松村監督の第2の故郷が茨城県だったからだと分かりました。
これからも、茨城県を舞台とした作品を撮っていただきたいです。
また、松村監督には2つ年下の妹さんがいます。
上田令子さんという方で、葛飾区議会議員で衆議院議員だったこともある立派な方でした。
議員さんである妹を持つ松村監督は、妹さんのことをどう思っているのでしょうか。
私なら一目置いて、尊敬すると思います。
また妹の玲子さんも、映画監督であるお兄さんを誇りに思っていることでしょう。
まとめ
今回は、映画監督の松村克弥さんについてご紹介しました。
松村監督が、茨城県を舞台にした作品を多く撮っているのは、茨城県が松村監督の第2の故郷だったためでした。
また松村監督の妹さんは、元衆議院議員です。
お互いを尊敬していることでしょう。
「ある町の高い煙突」も、茨城県を舞台にした映画です。
私は、映画の公開をとても楽しみにしています。
あなたもぜひ映画館で観てください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
「ある町の高い煙突」について、もっと知りたいあなたはこちらからどうぞ。
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