店には、たくさんの梅酒が売られていますが、自分で作れたら、より一層美味しく感じられそうですよね。
しかし、自家製梅酒の賞味期限はどのようにして決めればよいのか悩む方も多いです。
今回は、意外と簡単にできる自家製梅酒の作り方と、飲み頃、賞味期限についてご紹介しますので、参考にしてみてください。
自家製梅酒の賞味期限は?
まずは、自家製梅酒の賞味期限からお教えします。
手作り梅酒に賞味期限はありません。
熟成が進めば進むほど、味に深みが出て美味しくなります。
くまごろうの知り合いに、20年も熟成させている方がいらっしゃいます。
何か特別な作り方をしているわけではなく、これからご説明する作り方で作れば長持ちします。
くまごろう家も、こないだ飲み終えた梅酒が15年ものでした。
味に深みがあり、梅の香りや風味を存分に楽しめましたよ。
賞味期限がないのは、ホワイトリカーのアルコール度数が高いからです。
アルコール度数が高いと腐敗しにくい事から、梅酒にはホワイトリカーを使うことをおすすめします。
こんな梅酒はもう飲めない!
賞味期限はありませんが、梅酒の状態を見て飲めるかどうかを判断してください。
判断するポイントは次の2つです。
- カビが生えていないか
- 飲んでみて酸味を感じるかどうか
これを確かめてください。
カビが生えているものは当然飲めませんし、酸味を感じるのは、腐っているからです。
残念ですが、こうなってしまった梅酒はもう飲めません。
それでは、実際の梅酒の材料や作り方をみていきましょう。
自家製梅酒の材料・必要な道具
梅酒は、次のような材料と道具が必要です。
- 梅・・・・・・・・・1kg
- 氷砂糖・・・・・・・400g~600g
- ホワイトリカー・・・1.8mL
- 容量4Lのガラス瓶・・1つ
- 消毒用の焼酎・・・・適量
- 竹串
- キッチンペーパー
詳しい材料の選び方などについてはこちらの記事でご紹介しています。
簡単!自家製梅酒の作り方
① ガラス瓶は、洗って消毒用の焼酎で拭いておきます
② 梅は、ヘタの部分を竹串を使い、ほじくるようにして綺麗に取ります
ヘタを取らないと、渋みがある梅酒になってしまうので、きちんと取りましょう。
③ヘタを取ったらよく洗い、水気を切っておきます
④水気を切っておいた梅を、更にキッチンペーパーで拭きます
洗った梅を触るときは、必ず焼酎で手を消毒してからにしましょう。
焼酎で手を消毒することで、梅に手の雑菌が付着することを防ぎます。
手の雑菌がついてしまうと、腐敗の原因になりますので徹底してください。
⑤ ガラス瓶に、梅と氷砂糖を交互に詰めていきます
氷砂糖は、あらかじめ綺麗なボウルに出しておくと、作業がスムーズです。
袋に入ったままの氷砂糖を使おうとすると、何g使ったか分かりにくいだけでなく、氷砂糖の袋を触った時に手についた雑菌を、いちいち焼酎で消毒しなければならず、面倒です。
梅と砂糖を、交互に瓶の中に入れる時、一番上は氷砂糖になるように詰めましょう。
⑥ ホワイトリカーを1.8mL、全て注ぎます
後はきちんと蓋を閉めて、完成を待つのみです。
この時、瓶に梅酒を作った日付や分量を書いておくと飲み頃が分かりやすいのはもちろん、次に作る時に氷砂糖の量の調整がしやすくなります。
実はこの工程、簡単ではありますが、なかなか面倒というか単調な作業が多いですよね。
特に、梅のヘタを取っている時は、なんとも裏方のような仕事で物足りなさを感じます 。
そこでおすすめなのが、好きな音楽をかけながら作業することです。
好きな音楽をかけることでテンションも上がり、楽しく梅酒を作ることができます。
くまごろうもクラシックやノリノリの音楽を、その日の気分でかけて梅酒を作っています。
時には音楽に夢中になって、口ずさみ始めて手が止まってしまうこともあるんですけどね。笑
あっという間に梅のヘタが取れ、次の工程に移ることができます。
この方法はぜひ、あなたにも試していただきたいです。
楽しく作ることが、美味しい梅酒を手作りする最大のポイントだと思います。
自家製梅酒の保管場所
出来上がった梅酒を保管する場所ですが、風通しの良い冷暗所が一番いいと言われています。
直射日光の当たる場所に置くと、太陽が昇っている間は瓶内の温度が上がり、太陽が沈むと瓶の中の温度が下がるので、1日のうちに急激に温度が変化し、美味しい梅酒は出来ません。
しかし、お家のつくりによっては冷暗所がないということもあるでしょう。
この場合は、コンロの下や押し入れなどでも大丈夫です。
直射日光を避ければ、部屋の隅でも構いません。
人間が生活できる温度の変化なら大丈夫です。
むしろ、季節の温度の変化と共に、梅酒も熟成されていくので、直射日光に当たらなければ、さほど場所に気を遣う必要なさそうです。
自家製梅酒の飲み頃はいつ?
さて、「早く梅酒を飲みたい~!」というあなた、大変お待たせしました。
一般的なレシピ本などには、3ヶ月熟成させてから飲むと書かれていることが多いです。
3ヶ月・・・長いですよね。
実はくまごろう「待ちきれないなぁ」と思って、2ヶ月程で飲んだことがあります。
梅、ホワイトリカー、氷砂糖が、まだ馴染んでおらず、味に深みがありませんでした。
その後も3ヶ月、4ヶ月と飲み続けていきましたが、3ヶ月でもまだ味に一体感が無かったように思います。
レシピ本には3ヶ月と書いてありましたので、最低でも3ヶ月は熟成させたいですね。
4ヶ月経つと、ようやくホワイトリカーの主張が弱まり、すっきりとした味わいの梅酒を楽しむことができます。
熟成されて、おいしい梅酒を飲みたいというあなたは、1年弱我慢しましょう。
だいたい10か月近く経つと味に深みが出て、とても美味しい梅酒になります。
くまごろうは10カ月も経つ頃には、自家製梅酒の存在すら忘れかけてしまっているのですが、飲んでみると2,3カ月目とは全く違い、お店で購入したような美味しさなのです。
また、1年経ったら、梅の実は取り出しておきましょう。
梅の実を1年経っても入れたままにしてしまうと、梅酒がどんどん濁ってしまいます。
まとめ
今回は、自家製梅酒の賞味期限や簡単な梅酒の作り方についてご紹介してきました。
梅酒に賞味期限はありませんでした。
ただし、酸味を感じたり、カビが生えている場合は飲めませんので諦めましょう。
そうならないためには、アルコール度数が高いホワイトリカーや、傷のついていない梅を使用し、こまめに手を焼酎で消毒しましょう。
梅酒の作り方は手間はかかるものの、工程自体はとても簡単かと思います。
あなたの好きな音楽をかけるなどして、楽しみながら作ってください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
美味しい梅酒を作るための材料の選び方についても触れていますので、こちらも参考にしてみてください。
コメント